俳句の作り方 天牛かみきりの俳句
天牛の髭にんげんを訝しむ 柘植史子つげふみこ かみきりのひげ にんげんを いぶかしむ 天牛かみきりが夏の季語。 「最も普通に見られるのは、ごまだら天牛で4センチ前後の長楕円形、鞭のような長い触覚をもつ。 前 […]
俳句の作り方 蛍の俳句
人殺す我かも知らず飛ぶ蛍 前田普羅まえだふら ひところす われかもしらず とぶほたる 蛍が夏の季語。 「6月の闇夜にすいすい飛んでいる蛍は、美しいばかりでなく神秘的ですらある。 蛍の名所も数多く、宇 […]
俳句の作り方 昼顔の俳句
昼顔に電流かよひゐはせぬか 三橋鷹女みつはしたかじょ ひるがおに でんりゅう かよいいはせぬか 昼顔が夏の季語。 「ヒルガオ科の多年生つる性草本の花で、野原や道端の他の草や木に絡み、 初夏から初秋にかけ […]
俳句の作り方 天使魚の俳句
天使魚の愛うらおもてそして裏 中原道夫なかはらみちお てんしうおの あいうらおもて そしてうら 熱帯魚・天使魚が夏の季語。 「美しい形と鮮やかな色彩が賞美される。 卵胎生は良く繁殖するが、水温の調節など […]
俳句の作り方 蛍袋の俳句
蛍袋に指入れて人悼みけり 能村登四郎のむらとしろう ほたるぶくろに ゆびいれて ひといたみけり 蛍袋が夏の季語。 「山野に自生するキキョウ科の多年草。 6~7月頃に大型釣り鐘状で白または薄紫色の、内側に […]
俳句の作り方 泉の俳句
膝ついて己消したる泉かな 長浜勤ながはまつとむ ひざついて おのれけしたる いずみかな 泉が夏の季語。 「地下水が湧き出てたたえられているところ。 湧き出る際のかすかな音が涼味をさそう。」 (俳句歳時 […]
俳句の作り方 暑しょの俳句
世にも暑にも寡黙をもって抗しけり 安住敦あずみあつし よにもしょにも かもくをもって こうしけり 暑が夏の季語。 「三夏を通じて暑さはそれぞれだが、梅雨が明け盛夏になって感じる暑さはことに印象的である。 […]
俳句の作り方 牡丹の俳句
火の奥に牡丹崩るるさまを見つ 加藤楸邨かとうしゅうそん ひのおくに ぼたんくずるる さまをみつ 牡丹が夏の季語。 「ボタン科の落葉低木の花。 中国原産で平安時代初期に薬用植物として渡来し、初めは寺院で栽 […]
俳句の作り方 紫陽花の俳句
あぢさいやきのふの手紙はや古ぶ 橋本多佳子はしもとたかこ あじさいや きのうのてがみ はやふるぶ 紫陽花が夏の季語。 「梅雨時を代表するユキノシタ科の落葉低木の花。 額紫陽花を母種とし、日本原産と言われ […]
俳句の作り方 万緑の俳句
万緑やわが額にある鉄格子 橋本多佳子はしもとたかこ ばんりょくや わがぬかにある てつごうし 万緑が夏の季語。 「樹々の緑が深まり、生命力に溢れる様子。 王安石の『万緑叢中紅一点』に基ずく。 中村草田男 […]