俳句の作り方 秋桜の俳句
秋桜身投げするごと吹かれをり 伊庭直子いばなおこ あきざくら みなげするごと ふかれおり 秋桜が秋の季語。 コスモスの子季語。 明治時代に日本へ渡来。 秋桜が川岸にいっぱい咲いています。 強風です。 そのなか […]
俳句の作り方 月の俳句
出て来よと月の誘へる今宵かな 伊庭直子いばなおこ でてこよと つきのさそえる こよいかな 月が秋の季語。 この句はネット公募のHAIKU日本で佳作を獲った作品です。 元の句は、月の音に誘はれ出でる不思議かな で […]
俳句の作り方 秋麗の俳句
これまでブログに掲載した私の作品はすべて一流の選者が選んだものばかりです。 客観性のある鋭い眼でよりわけられた俳句です。 いっぽう自選の句はわたくしのほぼ主観が基準です。 したがって自選の句が皆様の鑑賞に堪えうるのか疑 […]
俳句の作り方 秋茜の俳句
荒れ寺に名も美しや秋茜 伊庭直子いばなおこ 秋茜アキアカネが秋の季語。秋茜はトンボ科アカネ属に分類されるトンボの一種。 俗に赤とんぼと呼ばれる。 田んぼなどでヤゴから羽化した秋茜は、夏の高温を避けて高地へ長距離移動し成 […]
俳句の作り方 草の穂の俳句
草は穂にダムは一気に水吐けり 宇咲冬男うさきふゆお くさはほに ダムはいっきに みずはけり 「草は穂に」で草の穂が秋の季語。 「カヤツリグサ科やイネ科の雑草は秋に花穂をだし実をつけるものが多い。」 (角川書店編 俳句歳 […]
俳句の作り方 秋の水の俳句
秋水がゆくかなしみのやうにゆく 石田郷子いしだきょうこ しゅうすいがいく かなしみの ようにいく 秋水が秋の季語。 「秋は河川・渓谷・湖沼の水が透明で美しい。 その曇りのないさまは、三尺の秋水といって研ぎ澄ました刀剣の […]
俳句の作り方 蜩の俳句
かなかなや掬えば消える海の青 対馬康子つしまやすこ かなかなや すくえばきえる うみのあお かなかな(蜩ひぐらし)が秋の季語。 体色は赤褐色か黒褐色で、緑色の斑点が頭などにあります。 夜明けや夕方に、カナカナと哀 […]
俳句の作り方 曼珠沙華の俳句
空澄めば飛んで来て咲くよ曼珠沙華 及川貞おいかわてい そらすめば とんできてさくよ まんじゅしゃげ 曼珠沙華が秋の季語。 曼珠沙華は葉なし花なしとも呼ばれています。 花が咲いている時季に葉はなく、花が枯れると葉が茂り […]
俳句の作り方 衣被の俳句
今生のいまが倖せ衣被 鈴木真砂女すずきまさじょ こんじょうの いまがしあわせ きぬかつぎ 衣被が秋の季語。 「小ぶりの里芋を皮のまま茹でて、塩味で食べるもの。 衣を脱ぐようにつるりと皮が剥ける。」 (角川書店編 俳句歳 […]
俳句の作り方 ダリアの俳句
眩しきは緋色の自尊ダリア咲く 伊庭直子いばなおこ ダリアが夏の季語。 この句は2023年『河』誌8月号に掲載された作品です。 『河』は創刊1958年12月。 角川春樹責任編集の月刊誌です。 誰にでも自尊心はあ […]