俳句の作り方 まずは句帳の選び方 日曜俳句館  

俳句を作るのは難しいとお思いのあなた。

まずは筆記用具を見直しましょう。

鉛筆かボールペンでいいのですが、ノートはいかがなさっていますか?

私は和綴じはおすすめしません。

全体の中ほどになると、見開きにくいので書きにくい。

高価ゆえにパッと思いついた句を書き留めることをためらってしまう。

もっと良い句ができてから書こう、そんな心持ちにさせるのが和綴じ帳です。

私がおすすめするのがリングノートです。

何よりも見開きやすい。

右利きの場合、左ぺーじの右端がリングのせいで少し書きづらくなります。

しかしそれでもリングノートを使う利点は大きいのです。

捨て句が並んだ時、文字どおり破って捨てることができます。

この捨てるという作業は、後々自選力をつけるために

非常に重要になります。

句会や公募に投句するとき、多数の自作のなかから選びますが、

何を捨てなにを拾うかは悩ましい問題です。

これを解決するには多読・多作・多捨しかありません。

日ごろから多捨の習慣を実行することは自選力を高めます。

(並んだ捨て句の中にこれは良いと思える句があったときは、

破らないで鉛筆で句の頭に丸印を記しておきます。)

このようにリングノートをはじめ筆記用具を見直して活用することが

俳句上達の近道であり第一歩です。

 ちなみにリングノートは過去のNHK番組「俳句さく咲く!」で

メンバーが使っていました。

わたくしがNHKに電話で番組の提案をして、

リングノートを使用するように推奨させていただきました。

皆様、是非リングノートをお使いください!

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