俳句の作り方 葉牡丹はぼたんの俳句
葉牡丹の渦に禍福の動き初む 弓場汰有(申し訳ございません、読み方を丁寧に調べましたか゛解りませんでした)
はぼたんのうずに かふくの うごきそむ
葉牡丹が冬の季語。
「葉牡丹はアブラナ科の多年草。
その名は冬に中心の葉が渦巻くように色づくことから牡丹の花にたとえたもの。
園芸上は一年草となる。
江戸時代に渡来した不結球性のキャベツを、花の乏しい冬の花壇の鑑賞用に改良した。
赤紫や白などが多く、近年は矮性わいせいのものもある。」
(俳句歳時記 冬 角川書店編)
葉牡丹の渦に禍福の動き初む
葉牡丹の渦に禍福の動き初む
句意を申し上げます。
幸不幸がまるで葉牡丹の渦のように現れはじめたことですよ。
鑑賞してみましょう。
人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま、や禍福はあざなえる縄の如し、に表現されている
幸不幸は変転するという意味の昔からある言葉。
それらの言葉を作者はふっと思い出し、身の回りの幸不幸を葉牡丹の渦に発見しました。
きっと新生児が誕生したり、頼みにしていた人との死別もあったのでしょう。
我が子が生まれたことはめでたくて「福」であり、支援者との死別は「禍」です。
「禍福」がつぎつぎと作者にやってきました。
そんな折、葉牡丹の渦を見つめていた作者は渦巻きが動くように感じたのです。
「ああ、渦は我が家の幸不幸そのままだ」と思いました。
作者はまさに運命の渦のただなかにいたのです。
「それにしてもこの期待と不安の入り混じった気持ちは何だというのだろう」
葉牡丹の渦に禍福の動き初む
