俳句の作り方  万緑ばんりょく の俳句新着!!

     万緑やわが掌に釘の痕もなし  山口誓子やまぐちせいし     ばんりょくや わがてにくぎの あともなし          万緑が夏の季語。     「木々の緑が深まり、生命力に溢れる様子。     王安石の『万 […]

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     俳句の作り方  紫陽花あじさいの俳句

     兄亡くて夕刊が来る濃紫陽花  正木ゆう子まさきゆうこ     あになくて ゆうかんがくる こあじさい          紫陽花が夏の季語。     「梅雨時を代表するユキノシタ科の落葉低木の花。     額紫陽 […]

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     俳句の作り方  蝶の俳句

     蝶ふれしところよりわれくづるるか  高柳克広たかやなぎかつひろ     ちょうふれし ところより われくずるるか          蝶が春の季語。     「日本国内では在来種で約230種の蝶が確認されている。 […]

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     俳句の作り方  春霙はるみぞれ の俳句

     限りなく何か喪ふ春みぞれ  山田みづえ     かぎりなく なにかうしなう はるみぞれ          春みぞれが春の季語。     「春になっても寒いと霙みぞれの降ることがある。     春の霙・春の霰あら […]

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     俳句の作り方  夏蜜柑なつみかん の俳句

     夏みかん酸つぱいしいまさら純潔など  鈴木しづ子     なつみかん すっぱいし いまさらじゅんけつなど          夏みかんが春の俳句。     「結実するのは秋だが、収穫は翌年の春になってから行う。 […]

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     俳句の作り方  啄木忌たくぼくき の俳句

     啄木忌いくたび職を替へてもや  安住敦あずみあつし     たくぼくき いくたびしょくを かえてもや          啄木忌が春の季語。     「4月13日。歌人石川啄木(1886年生1912年没)の忌日。 […]

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     俳句の作り方  勿忘草わすれなぐさ の俳句

     血を喀けば勿忘草の瑠璃かすむ  古賀まり子     ちをはけば わすれなぐさの るりかすむ          勿忘草が春の季語。     「晩春、瑠璃色の可憐な花を総状につける。」     (俳句歳時記 春 角 […]

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     俳句の作り方  蔦の芽つたのめの俳句

     蔦の芽やいらへなきベル押しつづけ  渋沢渋亭しぶさわしぶてい     つたのめや いらえなきベル おしつづけ          蔦の芽が春の季語。     「春、蔦は赤や白の芽を出し、しだいに青くなる。     […]

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     俳句の作り方  アネモネの俳句

     アネモネや神々の世もなまぐさし 鍵和田のぎへんに由かぎわだゆうこ     アネモネや かみがみのよも なまぐさし          アネモネが春の季語。     「地中海沿岸原産のキンポウゲ科の多年草。     […]

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     俳句の作り方  花蘇芳はなずおう の俳句

     何もせぬてのひら汚れ蘇芳咲く  永作火童ながさくかどう     なにもせぬ てのひらよごれ すおうさく      花蘇芳が春の季語。     花がなくても「咲く」で花蘇芳と分かる。      「中国原産のマメ科 […]

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