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     俳句の作り方  鶴の俳句

     月雫鶴の幻聴はかなくて  伊庭直子いばなおこ     つきしずく つるのげんちょう はかなくて      この句は2024年1月号の『河』に掲載されました。          鶴が冬の季語。     「ナベヅル […]

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     俳句の作り方 夕月の俳句

     夕月を半殺しせり不貞寝せり  伊庭直子いばなおこ     ゆうづきを はんごろしせり ふてねせり     この句は2022年1月号の『河』に掲載されました。          夕月が秋の季語。     「夕月は […]

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     俳句の作り方 秋麗の俳句

     父の死に母を抱きしむ秋麗  伊庭直子いばなおこ     ちちのしに ははをだきしむ あきうらら     この句は2023年1月号の『河』に掲載されました。          秋麗が秋の季語。     「秋晴れの […]

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     俳句の作り方 柘榴の俳句

     実ざくろや妻とは別の昔あり  池内友次郎いけのうちともじろう     みざくろや つまとはべつの むかしあり          実ざくろが秋の季語。     「果実はこぶし大の球形で、9月から10月頃に熟すと外 […]

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     俳句の作り方 月の俳句

     月光にいのち死にゆくひとと寝る  橋本多佳子はしもとたかこ     げっこうに いのちしにいく ひととねる          月光が秋の季語。     「俳句では単に月といえば秋の季語です。     月は四季そ […]

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     俳句の作り方 蜩の俳句

     かなかなと鳴きまた人を悲します  倉田糸へんに広い文くらたこうぶん     かなかなとなき またひとを かなします        かなかな(蜩ひぐらし)が秋の季語。     「蝉の中でも最も美しい鳴き声といわれ […]

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     俳句の作り方  草の花の俳句

     死ぬときは箸置くやうに草の花  小川軽舟おがわけいしゅう     しぬときは はしおくように くさのはな                        草の花が秋の季語。     「秋の野には、名も知れぬ草まで […]

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     俳句の作り方 こぼれ萩の俳句

     老いの句はゆめゆめ詠まぬこぼれ萩  伊庭直子いばなおこ     おいのくは ゆめゆめよまぬ こぼれはぎ     この句は2020年『河』誌の11月号に掲載されました。          こぼれ萩が秋の季語。   […]

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     俳句の作り方 秋茜の俳句

     寂しさの結びめとけて秋茜  伊庭直子いばなおこ     さびしさの むすびめとけて あきあかね     この句は2023年ネット公募のHAIKU日本で入選を獲りました。      秋茜が秋の季語。        […]

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    俳句の作り方 つづれさせの俳句

     メモ紙のたつきつましやつづれさせ  伊庭直子いばなおこ     めもがみの たつきつましや つづれさせ      この句は2023年のネット公募のHAIKU日本で秀逸を獲りました。      つづれさせが秋の季 […]

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